暗い声、明るい声、声のイメージとは

音色の期となる「基音」と「倍音」の関係について覚えよう。自分の出そうとしている声の仕組みを知識として覚えておくとネットなどの情報交換に役に立つ。

暗い感じの声、太っているような声、アニメのキャラクターのような声、キーキーと耳につくような声、実際には高くないのに、高く聞こえる声、声には、イメージというものが存在する。こうしたイメージは、音色によって創り出される。

これ以外に、あなたにはあなたの声が、あなたの友人には友人の声がある。そしてその友人の声は、あなたの声ではないですね。そして友人の声を聴くとあなたにはそれが分かりますね。姿が見えなくてもそれが判別できるよね。これも、音色の仕業なんです。でも、音色ってなんだろね。

あるひとつの音は、基音と、倍音と呼ばれる複数の音が組み合わされできている。この組み合わせにより、音色が生じる。基音は、その音の基準となる音で、基音の高さが音全体の高さになる。440Hzの音を出したら、基音の高も440Hzになる。

倍音は、基音の倍に続いて同時に発声している音のこと。基音が440Hzなら、倍の880Hz、1320Hz、1760Hz・・・と続く。(ズレはあるけどね)倍音のない音を純音と言い、音叉を軽く叩いたときに発生する音がこれだよ。

基音と倍音の構成によって、ほぼ無限に音色が作られる。もしあなたの声に、基音の何倍もの倍音が多く強く発生していたら・・・。実際の高さよりも高く聞こえ、キンキンとした声になるよ。

そしてあなたは、この倍音を操作できる。音色を操作できるということに置き換えることができる。音色を変えられるということ。女声を出すということは、倍音を操作すること。