本の紹介:続オトコの娘(コ)のための変身ガイド

ここまでのブログは「続オトコの娘(コ)のための変身ガイド」を参考に書いています。抜粋もしております。

下記の書籍は初めて女声を練習しようと思われた方にはお勧めの書籍になると思います。

書籍では詳しい説明も書いてあります。

見て、読んで、実践できます。

 





理想の声に近づくために

ボイストレーニングの領域は「~のイメージ」といった言葉、表現が多く、「身体のどの部分を、どのくらいの強さで、どのように意識するか」をコトバにするのは難しいのです。

気をつけることは、身体も大切な楽器だということ。女声のトレーニング中に身体に無理を感じたり違和感が出てきたら、無理をしないこと。

歌のトレーニングをしていて問題になるのは騒音。自分の家で昼夜大声を出して練習を練習をしていると、近隣からクレームがくるかもしれません。高音の練習は少しでもためらうと良い声が出ない。最近は、一人カラオケだとか、車の中や、練習スタジオなどで心おきなく声を出して練習するようにしよう。

「ガーリッシュ」声の出し方

分類でいうと「やわらかく浅い声」に位置するこのタイプの声のポイントは、甘くやわらかく声を出すことにある。「セクシー」と比べると「ガーリッシュ」の方が音域が高く、幼いイメージが強くなる。「ミャーミャーミャー」と高い声を発する練習をする。そのときに、のどの奥を少し詰めるようなイメージで声色をつくる。

高い声を出すときに口を開き、のどを開くのは基本中の基本だが、今回のような声色をつくる場合は、例外としてのどの奥を若干詰めなければならないこともある。例えば、ロックのシャウト(「アオッ!」のようなもの)は、のどを詰め、空気の通り道をしぼるようにしって発する。

これは、ボイストレーニング的見解ではおそらく良くない声と言える。だけど、その声がカッコいいとか、楽曲の中で必要で、感情を表現するのに必要ということはある。その場合は、できるだけのどに、負担をかけないように注意しながら、必要最小限にのみ、その声を出すつもりで歌う。

「ボーイッシュ」声の出し方

分類でいうと「かたく浅い声」に位置するこのタイプの声のポイントは、いかにはつらつと明るく楽しく聞かせることができるか。「りりしい」と「ボーイッシュ」の違いは声色の深さ。「りりしい」に比べると「ボーイッシュ」の方が響きが浅く、言葉も明るく軽く感じる。言葉に与える勢いや切れ味の部分は「りりしい」も「ボーイッシュ」も似ている。

明るい声を発するには、口角(口のはし)をしっかり上げて笑顔で歌うことが大切。また歌をはつらつと聞かせるために、口の動きを早く、言葉の歯切れを良くすることを意識する。フレーズの最後は、少し口を大きめに開いて明るく声を発する。

「パピプペポ」と短く切りながら発声練習する。言葉があまり重く長くならないように、おへその上の筋肉を使って切れ味を出す。口角(口のはし)をしっかり上げる。

「セクシー」声の出し方

分類でいうと「やわらかく深い声」に位置するこのタイプの声のポイントは、普段より高い音域の声を出しながらも、やわらかく声を発することにある。

「りりしい」と「セクシー」の違いには、言葉のニュアンスがやわらかいかどうかが大きく関わる。実際に声質がやわらかいかどうかということよりも、言葉の発し方、音の置き方がやわらかいかどうかの方が影響が大きいと言える。


フレーズの終わり向けて、あまり言葉にエネルギーを与えすぎないようにする。言葉の終わりに勢いがつくと「やわらかい」印象から離れてしまう。言葉の子音のエッジをあまり立てず、母音「アイウエオ」を意識的に強調するように、そして最後はしっとりと歌い終わるように心がける。少し言葉の終わりを引っ張るように歌うと良い。


曲調は、ゆったりしたバラードやR&Bテイストなものが多い。ゆったりした曲に、落ち着いて身をゆだねる。